Wi-Fiルーターのおすすめ機能紹介!
Wi-Fiルーターにはいろいろな機能が搭載されています。その機能をご紹介!
あると嬉しい安心機能
フォームウェアの自動アップデート機能
Wi-Fiルーターを最新のフォームウェアで使用することができる自動アップデート機能!自動でフォームウェアを更新することができる機能なので、安心して使用することができるようになります。
【重要】セキュリティの規格!WPA/WPA2/WPA3
WPA(Wi-Fi Protected Access)とは無線LANの暗号化形式の規格です。以前のWEPは最初に使用されていた暗号化形式となりますが、セキュリティの脆弱性より現在は使用は推奨されていません。そのため、現在はWPAが使われている無線LANの暗号化形式となります。WPA < WPA2 < WPA3といったように数字が多きくなるほど、強固なセキュリティを実現しています。WPAは脆弱性が指摘されていますので、WPA2以降を対応したルーターがおすすめです。快適なネットには強固なセキュリティは必要になりますので、ルーターを購入する際にはぜひチェックしてください。
【Wi-Fi6】TWT技術
TWT(Target Wake Time)はWi-Fi6で開発された技術です。Target Wake Timeは直訳すると目標の起床時間といったところでしょうか。この技術は簡単に説明するとルーターと接続しているスマホでも通信を行っている端末と通信を行っていない端末があります。今まででは通信を行っていない場合でも通信機能が働いているため電力消費が発生していました。そこで、通信を行っていない端末や、順番待ちとなっている端末の通信機能をスリープ状態にすることで端末の余分な電池消耗を抑制することができるようになります。Wi-Fi6からの新技術のため、端末もWi-Fi6に対応していないと発揮はできません。
より速くを実現する高速化技術
【必須】IPv6対応ルーター
買い替える際にはIPv6対応ルーターや、IPoE対応、IPv4 Over IPv6対応といったようにパッケージには表記されることが多いこの機能は必ず搭載されているものを選んだほうが良いです。この機能は通信プロトコルと呼ばれるもので、以前のIPv4では混雑に弱いといった欠点がありました。今日、スマホの普及、ICT家電の普及、動画配信サービスなどの定着などネットを使うことが多く、光回線であっても夜になると非常に混雑しています。そのため、夜になると回線速度が遅くなりイライラすることになります。しかし、このIPv6対応は混雑に強い通信プロトコルになっています。夜の遅い回線速度の解消には必須の機能になります。
※IPv6対応するには対応サービスの契約が必要。光回線&プロバイダに確認が必要です。
<困った>夜になると遅くなる光回線!解決方法はIPv6がカギ
Wi-Fi規格は最新規格がおすすめ!
ルーターを購入する際には記載されているWi-Fi規格は必ず確認してください。Wi-Fi6(11ax)やWi-Fi5(11ac)といったように記入されています。現在Wi-Fi6(11ax)が最新規格となります。Wi-Fi6対応ルーターを選ぶ方がおすすめです。まだまだ対応子機は少ないですが、今後普及することが予想されるうえ、ルーターを頻回に買い替えるかたは少ないと思いますので買い替える際に最新規格にしておくほうが後々のことを考えると良いと思います。ちなみに、現在の主流はWi-Fi5もしくはWi-Fi6対応ルーターとなります。とにかく安いルーターを探す場合はWi-Fi5でもありかと思います。
IEEE 標準規格 | Wi-Fi | 周波数 | 最大通信速度 |
---|---|---|---|
IEEE802.11ax | Wi-Fi6 | 2.4GHz/5GHz | 9.6Gbps |
IEEE802.11ac | Wi-Fi5 | 5GHz | 6.9Gbps |
IEEE802.11n | Wi-Fi4 | 2.4GHz/5GHz | 600Mbps |
IEEE802.11g | 2.4GHz | 54Mbps | |
IEEE802.11a | 5GHz | 54Mbps | |
IEEE802.11b | 2.4GHz | 11Mbps |
ギガビット対応 有線LAN
ルーターは無線LANの性能ばかり確認しがちですが、しっかりと有線LANの規格も確認してください。注意が必要なのは有線LANが100BASE-TXまでしか対応していないルーターです。このルーターで有線LANでデスクトップを接続しても100Mbpsを超えることができなくなります。今日の光回線の普及状況を考えると1000BASE-Tには対応している必要があります。1000BASE-Tであれば1Gbpsまで対応することができるようになります。この差は大きいので光回線かつ有線LAN接続で使用する場合には要チェックです。また、通信速度1Gbpsを超えるようなフレッツ光クロスやnuro光といった回線についてはもっと高性能な規格に対応していないとフルに性能を発揮できない場合があります。
ギガ越え回線ならWANポートの仕様も重要
フレッツ光クロスやnuro光といったような1Gbpsを超えた光回線を契約している場合には、終端装置(ONU)とルーターを接続するWANポートの仕様にも注意が必要です。このWANポートが1Gbpsまでしか対応していなかった場合は、終端装置までギガ越えの通信速度でできてもWANポートで速度低下してしまいます。せっかくのギガ越えの通信速度を落とすことなく享受するには2Gbps以上に対応したWANポートが必要になります。
また、大多数の1Gbpsの光回線の場合でもWANポートが1Gbpsに対応
安定性アップで快適性アップ
【Wi-Fi6】OFDMAで複数台の同時接続も安定
Wi-Fi6の特徴的な技術としてOFDMA(直交周波数分割多元接続)があります。いままでのWi-Fiでは1通信で1台ずつ順番に通信を行っていました。そのため、台数が多くなると順番待ちが発生するため通信速度が向上しない原因となっていました。Wi-Fi6で新たに開発されたOFDMAは1通信で複数台の端末と同時に通信を行うことができるようになりました。そのため、通信効率が大きく向上し安定性、高速性に大きく貢献する技術となります。まだまだ、対応した端末は少ないものの今後主流となっていくと思いますので、今からルーターを買い替える際にはWi-Fi6対応ルーターを選んだほうが良い理由にもなります。
※OFDMAは端末もWi-Fi6に対応している必要があります。
端末を狙い撃つビームフォーミング&MU-MIMO
端末の位置を特定して集中的に電波を送ることで通信の安定性をアップさせる技術がビームフォーミングです。この技術があればスマホなど位置が変わるような端末には威力を発揮します。MU-MIMOは複数の端末に向けて複数のアンテナを用いることで同時通信を実現する技術です。これにより、複数台の接続でも快適になります。
ストリーム数の多さがカギ
パッケージなどではストリーム数が表記されているがこれが多ければ高速通信&複数台の端末を同時接続できることになります。また、5GHz(2本)2.4GHz(2本)といったように5GHzと2.4GHzのストリーム数も表記されていると思います。5GHzは高速通信が長所になり、2.4GHzは障害物に強いことが長所になります。ルーターに近い環境で使う方は5GHzが多いほうが、様々な部屋で使うことが多い方は2.4GHzを重視したほうが良いです。ストリーム数は多ければ多いほど機能として優れていますが、多いほど高額になりますのでそれぞれ2本~4本程度が標準だと思います。
バンドステアリング(5GHz↔2.4GHz切り替え)
バンドステアリングとは端末の電波状況や対応帯域を判別しながら、5GHzと2.4GHzの混んでいないほうへ自動的に振り分けることでよりスムーズな通信を実現する機能のことです。これにより空いている周波数帯を無駄なく使うことにより快適な通信へとつながります。ルーターによっては初期設定は無効になっている場合もありますので確認が必要です。
オートチャンネルセレクト (電波干渉を防ぐ)
周囲の電波状況は把握して電波干渉が少なくなるように、電波状況の良いチャンネルへ自動的に切り替える機能がオートチャンネルセレクトです。一般的に2.4GHzの周波数帯はよく干渉してしまうので、この機能でよりクリアな電波状況を実現することができます。
優先順位を制御するQoS
通信の優先順位を設定することができるのがQoS制御です。QoSに対応していれば複数の端末が同時接続している場合にどの端末を優先すべきかを設定することができます。自分がメインで使っている端末の優先順位を高く設定しておき、ICT家電などは優先順位を低く設定することで快適に使うことができるようになります。
その他
WPSなど楽々設定機能
新しいルーターにする際には、子機の設定を一つ一つ設定しなおすのは数が多くなればなるほど面倒なものです。そこで、以前のルーターの設定を新たなルーターに引き継ぐことができる機能がついたルーターもあります。以前のルーターによっては使用できないこともありますので、出来ればラッキーぐらいでしょうか。
WPSボタンなどボタンを押すだけで設定が可能になる機能もありますので、これがあれば面倒な設定も簡単になります。また、QRコードが付属している場合も多く、読み込むだけで設定ができる場合もあります。
※WPSボタンで設定する場合は特に見知らぬ端末からの接続はチェックする必要があります。アプリなどで確認できる場合もありますし、セットアップ画面で確認できる場合もあります。
回線の自動判別で楽々スタート
以前はIDやパスワードなど設定することでネット開通していましたが、最近のルーターでは回線を自動判定する機能が搭載されている場合があります。この機能を用いることで本体に回線をつなげて電源を入れるだけでネットがつながるため、簡単にネットを始めることができるようになっています。
アンテナは可動型か内蔵型どっちがいい?
アンテナは可動式と内蔵式にわかれますが、どちらのほうが良いということはありません。可動式タイプは自分の狙った場所にアンテナを動かすことでよりピンポイントに電波を送ることができます。内蔵型は最初からより広範囲に届くようにアンテナを配置されていますので、設置するだけで基本的にはOKです。ただ、内蔵型の場合はとくに電波状況に不満があれば設置場所を変える、向きを変えてみるなどの対策が必要です。面倒なこともなく見た目もスッキリしているので個人的には内蔵型がおすすめです。
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