光回線なのに遅い原因と対策!
光回線は高速通信のはずなのになぜか遅いとお困りの方多いと思います。考えられる原因と対策方法を公開していきますので、少しでもお役に立てれば幸いです。
まず最初にすべきこと
ONUとルーターを再起動
まず回線速度が低下している、つながりにくい、接続エラーになるなどした場合に試してほしいのがONUとルーターを再起動することです。ONUとルーターには基本的に電源ボタンはありませんので、コンセントを抜いて約10秒~30秒待って再度コンセントに差し込むだけで再起動することができます。基本的な手段ですので、ぜひ試してください。
パソコン、スマホの再起動
ONUとルーターの再起動を行っている際に、ついでにパソコンやスマホなども再起動を行っておくとよいです。パソコンやスマホ側でエラーが生じている際にこれで治ることもよくありますので、困ったときはルーター類とパソコン類をセットで再起動するのが基本です。この再起動を実施しても回線速度が遅い場合は以下を参考にしてみてください。
朝は快適なのに夜が遅い場合
光回線の普及と利用者の増加により発生しているのが夜になると遅くなるという問題。夜だけではなく土日など、他のユーザーが利用することが多い時間帯になると混雑して回線速度が一気に落ちてしまうことがあります。私はフレッツ光ネクストを使用していますが、同じようなことが起きます。通常下り450Mbps程度で利用できるのが混雑時は下り3Mbps程度にまで回線速度が落ちてしまいます。この原因は接続プロトコルがIPv4となっていることが大きな原因です。
IPv4とipv6どっち?
一般的に普及している接続方法はIPv4となっており、多くの方がこちらの接続方法でインターネットを利用されています。次世代プロトコルのIPv6はIPv4に比べると混雑に強い仕様になっているため、IPv4で接続するよりも回線速度をアップすることができます。プロバイダーなどで有料オプションとなっていることもありますが、月数百円ほどで利用することができます。最近では最初からIPv6に対応していることもありますので、契約している光回線を確認するとよいと思います。また、IPv6を利用するには一般的に光回線+プロバイダー+ルーターの3つでIPv6に対応している必要があります。
光回線 昼も夜も関係なく常に遅い場合
光回線を使用しているのに常に数十Mbps~数Mbpsといったような低速となっている場合は、ホームネットワークを構築しているハード面に不備がある場合がありますので、一つ一つ確認していくのがよいと思います。知らず知らず使っていた機材がネックとなって全体の回線速度を低下させていることがありますので、快適なネット環境を構築する上でもそれぞれのスペックが非常に大事になってきます。
デバイス(パソコン、スマホ)の見直し
まずはパソコンやスマホの仕様を確認することが大事です。古いパソコンやスマホを使用していると、CPUが必要最低限のレベルに達していない可能性もあります。CPUが弱いために回線速度よりも、デバイスの実行速度が足りなくて体感的に速度が遅く感じている場合もあります。古いPCや古いスマホなどをお使いの場合は、要チェックです。また、ブラウザによっては動作が重いブラウザ、軽いブラウザがあります。上位モデルのPCやスマホであればそれほど関係はありませんが、低スペックのPCやスマホであれば動作の軽いブラウザを選択することが重要です。
パソコン(無線LAN接続時)、スマホのWi-Fi規格がWi-Fi4(11n),Wi-Fi5(11ac),Wi-Fi6(11ax)に対応しているかどうかが大事です。Wi-Fi4(11n)でも最大速度600Mbpsになりますので、最低でもWi-Fi4には対応していないと遅延の原因となります。各デバイスの無線LAN規格を確認してみてください。
IEEE 標準規格 | Wi-Fi | 周波数 | 最大通信速度 |
---|---|---|---|
IEEE802.11ax | Wi-Fi6 | 2.4GHz/5GHz | 9.6Gbps |
IEEE802.11ac | Wi-Fi5 | 5GHz | 6.9Gbps |
IEEE802.11n | Wi-Fi4 | 2.4GHz/5GHz | 600Mbps |
IEEE802.11g | 2.4GHz | 54Mbps | |
IEEE802.11a | 5GHz | 54Mbps | |
IEEE802.11b | 2.4GHz | 11Mbps |
Wi-Fiルーターの見直し
使用しているWi-Fiルーターの規格を確認して下さい。特に大事だと思うのが以下になります。
✔️ Wi-Fi5 or Wi-Fi6対応ルーターかどうか
✔️ 推奨接続台数 < 利用している台数 となっていないか
✔️ LANポート(有線規格)はギガビットに対応しているか
✔️ IPv4 Over IPv6対応しているか
<参考>Wi-Fi6対応ルーター購入したので機能と性能を紹介!WN-DEAX1800GR/E
Wi-Fi5対応?Wi-Fi6対応?それとも?
スマホやPCでの項目でも出てきたWi-Fiの規格ですが、ルーターの性能にもつながりますのでどの規格に対応したルーターを使用しているかは非常に大事になります。そのため、自宅にあるルーターがどの規格であるかは確認しておく必要があります。今日、スマホやPC以外にもICT家電やゲーム機器など非常に多くの製品で無線LANを使用することが増えてきています。そのため、スマホやPCはWi-Fi4対応でも良いと思いますが、ルーターの場合は最低でもWi-Fi5(11ac)対応ルーターでないと全体の回線速度に大きく影響します。光回線は1Gbpsであることが多いためWi-Fi5以上でないとルーターの性能が足らずに回線速度を落とすことになります。
自宅のルーターがWi-Fi4以前のルーターである場合は、Wi-Fi6(11ax)対応ルーターの購入をお勧めします。
推奨接続台数の確認
各ルーターには推奨接続台数があります。これは一度に接続できる無線LANの台数になりますが、これ以上接続することも可能であったり、これ以下でも接続が不安定になったりとしますのであくまでも推奨になります。しかし、推奨接続台数をみることでどれくらいのWi-Fi機器を接続することができるのか判断できます。
利用するWi-Fi機器 > 推奨接続台数
になっていないと安定した回線にならず、ブツブツと途切れたりする原因となります。
利用するWi-Fi機器 < 推奨接続台数
担っている場合にはWi-Fiの購入を検討する必要があります。
LANポートはギガビット対応か否か
Wi-FiルーターとPCを有線接続しているときに確認してほしいのが、LANポートがギガビット対応かどうかが大事です。有線規格を確認するとIEEE802.3ab(1000BASE-T)、IEEE802.3u(100BASE-TX)、IEEE802.3i(10BASE-T)といった規格があります。これの中のIEEE802.3ab(1000BASE-T)に対応していれば最大1Gbpsの速度が出ますが、IEEE802.3u(100BASE-TX)までしか対応していない場合は最大100Mbps程度しか速度が出せないことになります。このため、光回線なのに100Mbps以上の速度を出すことができない状態になります。この際は1000BASE-Tに対応したルーターを購入する必要があります。
IPv4 Over IPv6 対応ルーターがおすすめ
先述したように接続プロトコルがIPv4の場合は混雑時に回線が遅くなるという欠点があります。これを解消するための次世代接続プロトコルがIPv6で、IPv4 Over IPv6に対応したルーターがおすすめになります。
ルーターの寿命は4,5年
あまり気にせず使うことが多いルーターですが、電化製品ですのでもちろん寿命があります。一般的に4,5年と言われていますので定期的に購入することが必要になってきます。それ以上に長い期間使用していることもあるかと思いますが、寿命により本来の性能を発揮できていない可能性もあります。
LANケーブルはカテゴリがあり注意が必要
cat5以前のLANケーブルはOUT
Lanケーブルのカテゴリにはカテゴリ5e,カテゴリ6,カテゴリ6aの中から検討するのが一般的です。かなり古いカテゴリ5については大幅に回線速度が遅くなりますので、昔からあるLanケーブルをずっとつかっているという方は一度確認したほうが良いと思います。カテゴリ5であった場合は買い替えは必須です。
推奨はカテゴリ6
回線速度1Gbpsの光回線を使用している方はLanケーブルはカテゴリ6であれば十分だと思います。カテゴリ5eでも特に問題はありませんが、カテゴリ6を選択しておくのが無難だと思います。回線速度1Gbps以上の光回線を契約の方についてはカテゴリ6a以上は必要になるかとおもいますが個々の環境や使用目的により変化しますので割愛させていただきます。
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